

Monologue
1.sleepwalker
2.Spillover
3.うつつ
4.夏景
5.Dew
6.染まる日常
+ Instrumental (M7~12)
Composition/Lyrics/All instruments
アフリカンサマータイム
Illustration/Design Izmi

Vocal/Voice
天秤ひなみ「Spillover」
kohai「うつつ」
小鳥遊めぐみ「夏景」
終末うにこ「Dew」
夢ノ結唱 POPY「染まる日常」
ナースロボ_タイプT(VOICEVOX)「sleepwalker」
spillover/spillover
“mawaru tsuduku”
PM 5:57
(lyric)
言葉にできない
この高鳴りは恥ずかしいくらいに
跳ねる 弾む
帰りどきの喧騒は
変わり映えない日常で
移り変わる茜の
景色だけは鮮やかに
詰め込み過ぎたポケットの奥
もどかしい気持ちだけが積もる
理想と現実
揺るぎそうな道
掛け違いを直して
溢れるほどの
この感情の行き場を探してる
示しだしたルートは悩んだ数だけ
言葉にできない
この高鳴りは恥ずかしいくらいに
跳ねる 弾む
この先まで
駆け抜けてく毎日
当たり障りのない日々
繰り返しの中でも
景色だけは煌めいて
ふざけた言葉に詰め込んだ
裏腹な想い忍ばせて
不安定な位置
迷いそうな未知
すれ違いを続けて
空っぽだった
この感情の隙間を埋めたくて
時間を刻むビートに気持ちを重ねる
はみ出しそうな
この高鳴りはもどかしいくらいに
廻る 続く
気の済むまで
溢れるほどの
この感情の行き場を探してる
歩んできたルートは悔やんだ数だけ
言葉にできない
この高鳴りは恥ずかしいくらいに
跳ねる 弾む
この先まで
うつつ/utsutsu
“huyuutyuu mutyuu”
AM 3:54
(lyric)
浮遊中夢中 妄想したい
飛行中宇宙 嘘みたい
浮遊中夢中 想像したい
飛行中宇宙 夢みたい
夜更けの暗い部屋のすみ
ブルーライトまみれ夜な夜なネットサーフィン
lets go in いっそ強引に ログイン
クイックなフリックで
指先一つでお買い物 世界のどこにでも行けちゃうくらい
しんとした 窓の中
静まった寝った
滲み出した 形のない景色
想像した 歪な
物語のページに手をかけ
めくっていく
曖昧に移ろってく いま魔法みたい
緩やかに色を染めて 溶け合ってゆく混ざってゆく
重なり合ってく まだ終わらない
微睡みに揺蕩うように 沈み込んでいく迷っていく
浮遊中夢中 妄想したい
飛行中宇宙 嘘みたい
浮遊中夢中 想像したい
飛行中宇宙 夢みたい
退屈な夜更けに浮かんだリリック
書き出せばチープでもクールなフィール
目が覚めるようなビートに 踊り出すようなベースライン
夜空を埋めるようなドリーミーでチャーミーなシンセをひと匙
まだ足りないまだ足りない
“最高のフレーズをちょうだい”
空白から 手招きするような
妄想した 歪んだ
物語の扉は足元
落ちていって
波のように繰り返して ゆく魔法みたい
朧げに見えるしるし また手繰ってゆく辿ってゆく
うつろうイメージ まだ終わらない
微睡みから醒めるまで 漂っている迷っている
浮遊中夢中 妄想したい
飛行中宇宙 嘘みたい
浮遊中夢中 想像したい
飛行中宇宙 夢みたい
夏景/natsukage
“natsuszora ni tadayotte”
AM 11:19
(lyric)
澄み渡った青に染まった景色
風の行き先に歩幅を合わせる
降り注いでくる身を焦がす熱
風に運ばれた緑色のにおい
急ぐ程に
取りこぼしてきた
翳り行く空を
見送り続けた
夏空に漂って
当て所なく彷徨って
風の音溶け合って
かたちを変えてゆく
靴音は重なって
喜びを分け合って
間違いを受け入れて
ひとつになっていく
過ごしてきた時間
重ねてきたこの道程
緩やかに流れるように
足取りをすすめて
夕立に濡れたぬかるんだ道
湿った空気に雨上がり香る
砂のように
指の隙間から
こぼれ落ちていて
時は過ぎてゆく
夏空に彷徨って
寄るべなく漂って
行き先を確かめて
道を辿ってゆく
靴紐は絡まって
足音は近づいて
淡い色寄せ合って
重なり合ってゆく
翳りゆく空を
見送り続けて
夏空に漂って
当て所なく彷徨って
風の音溶け合って
かたちを変えてゆく
靴音は重なって
喜びを分け合って
過ごしてきた時間
重ねてきたこの道程
まどろみから抜け出すように
駆け抜けていきたい
Dew/dew
“madaminu iro mukaeni”
PM 3:07
(lyric)
まっさらなキャンバス
向き合って
時計の針だけが進む
あせばむ雫
拭きとって
まだ見ぬ色
迎えにゆく
敷き詰めた言葉の
ひとかけらに
誰にも言えない
閉じ込めた秘密
ありふれたフレーズに乗せて
届けたくて
錆びつき軋んだ
引き出しを開けて
埋まらないページ
もどかしい時間が
積み上がってく
蒸し暑い部屋
PM3:00
未知の景色
描き出して
カラフルなメロディ
結び付けて
ここでは言えない
とっておきの秘密
意味深で大袈裟な
贈りもので
ちょっとした傷跡
でも残したくて
まっさらなキャンバス
向き合って
まだ見ぬ色
迎えに
思い通りに
敷き詰めた言葉の
ひとかけらに
誰にも言えない
閉じ込めた秘密
ありふれたフレーズに乗せて
届けたくて
錆びつき軋んだ
引き出しを開けて
グラスの水滴だけが増えていく
染まる日常
/somaru nichijyo
“tobari wa ochite”
PM 7:14

(lyric)
夕景 ささやかに
訪れる 凪いだ時間
喧騒は 熱を潜め
ゆっくり 帳はおちて
掴み取ったのは
ひと欠片の面影
奥にしまいこまれた
燻んだ色の記憶
馳せる
鮮やかに残る情景と
今ここにある光景と
まわりまざり、互い同じような日々
今はくるおしいくらいに
流されていく未来に
歩き進み、染まり
移りゆく日常
日々の暮らし 流れて
形のある 営み
めぐり巡って また移ろい
奥の熱は 気まぐれに
掬い取ったのは
ひと握りの思い出
すきまを埋めながら
こぼれ落とさぬように
掴む
色とりどりの色彩
輝き放つ光彩
まわりまざり、互い鮮やかな日々
今は見渡せないくらいに
ぼやけかすんだ視界で
歩き進み、染まり
流れてく日常
変わりたい、染まりたい
わたしのなりたい色は何色?
染まりたい、変わりたい
あなたのなりたい色は何色?