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Good day!

Here, we present each world categorized by its creator’s unique vision. Please take your time and enjoy exploring them at your leisure.

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    大好きな季節

    今年も大好きな季節がやってきた。お気に入りのシャツを着て、カギと財布と携帯だけ持ってそとに出る。昨日のじっとりした空気はなかったみたいに、気持ちいい風と一緒に歩き出す。

    この季節が好きな理由はたくさんあるけど、主な理由は、街の色が一番好きな組み合わせになるということと、何よりアイスコーヒーが一段と美味しく感じることだと思う。それと、やがてくる本格的な夏に挑戦的な気持ちになることもあるだろう。

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    safe area

    普段は、探しても探しても、全然見つからない場所に、ふと行ける時がある。

    それは明日の光を探っても探っても見えないから、引き返してとぼとぼあるいていると偶然見つけたセーフエリアみたいなもの。

    カラン♪…

    ドアを開けると、渇いたベルの音の後にさざなみの音が聞こえる。

    四角い星が瞬いていて、風はほとんどない。

    遠くの水平線は透き通っていて、水辺には幾何学的なテスクチャーがかかっている。

    そこには、誰もいない。

    でも、誰かに会えるような気がする場所。

    思い出した。
    その場所は、てっきり僕が勝手に作り出した妄想の世界だと思ってたけれど、実は幼い時に何度も訪れていた場所だった。

    カラン♪……
    ザーーー………… … …

    当時も、その扉を開くと合成音声のベルの音が鳴って、少しすると波の音が聞こえた。

    ヤシの木は固まっていて、なぜか錆びた潜水艦が気持ちよさそうに浅瀬に浸かっている。

    自分の足音は聞こえず、周りを見渡しても誰もいない。

    でも、かすかに、ふとした瞬間に誰かに会えるような気がする。

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    マイルーム

    答えの見えない中途半端なものに追われる日々。自分の部屋にいる時さえも何か悪いことをしているような気になって週末の朝の優しい日差しに気づかない。

    そんな時は自分の部屋を、自分の心の中と思い込む。自分はここにいていいんだ。だって、ここは自分の心のなかだもの。

    好きなものを見て、集めて、好きな時間を過す、そんな場所と時間がいいよね。

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    僕の街

    明るい未来を追いかけて
    足りない嫌いで愛想笑い

    怖さと不安の砂糖を食べて
    腐った体に気づかない

    大事に抱いてたそのなにか
    失い気がつく自分のエゴ

    いつかえがいてた自分のメモ
    日が暮れ静かな夜が来る

    一人で彷徨う星空に
    綺麗とささやく夜の海

    黒くて見えないその瞳
    生きてる理由を探してる

    ある日僕は、君と出会った

    俯いて歩き続ける僕に、
    上を向いて大きく手を振って歩いていくことの大切さを教えてくれた

    下を見ないとちゃんと歩けないという僕に
    へたくそでも、がむしゃらでも君らしいのが一番と言って、僕の隣で一緒に歩いてくれた

    あなたが教えてくれたことが、世界に広がって
    冷めたこの世に笑顔が溢れるように

    僕も誰かの隣で、一緒に大きく手を振って歩けたらいいと思う

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    この世界は混沌としていて残酷だ

     この世界は残酷だ。

     この世界はもともと理性を持たない、本能で動く植物・動物たちの園であって、理性で動く人類が一生を終えるにはあまりにも辛い。

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    僕と宇宙と哲学と

     僕は幽霊を信じていない。一般的に描かれる死後の世界なんてものもないと思っている。でもあって欲しい、そう思う。

     会社に入りたてで日々理不尽に叱られる日々に悩んでいた頃。思い切って有給をとり一人で鹿児島にフェリー旅に行った。そのときに、哲学書っぽい本を買って持っていった。その本の内容は、

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